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鈴の家
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抱きしめられながら、眠ってしまったらしい。
外は暗くて、まだ夜なんだと思う。
ふぅ。
息をついて昨日のことをゆっくりと思い出す
でも何だか、無性にくっつきたくなってきて考えることをやめた
「……りん。」
特に話したいことがある訳では無いけれど、名前を呼んで、布団の上に出ていた手を触ってみた
鈴の手の上から自分の手を重ねる。
大きさが全然違くて、驚く。
それと同時に、いつもこの手で料理を作ったり、頭を撫でたりしてくれているのだと思うと胸がぎゅっとした
「料理も、洗濯も、頑張るね」
そう言って、重ねていた手を握る
「……いつもありがと。…好き、だよ」
寝ていると思うと、余計に素直になれる
握っていた手に、ちゅ。と触れるだけのキスをした
「朝ごはん、作ってくる」
眠っている鈴の頭を撫でたあと、そっとベッドから降りた
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