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◇◇
「…う、…っん…」
ふと、下半身に違和感を感じて、目が覚めた。
眠たい目を擦りながら、ゆっくりと目を開けてみる。
が、誰もいない。
「ーーひ、っあ‼︎」
と、突然ずぷりと何かが自分のナカに入ってきて、思わずびくりと腰が跳ねた。
寝惚けていて、油断してしまっていた。
どうやらまた、いつものやつがきてるらしい。
そう認識した瞬間、鈍かった身体は一気に覚醒し、身体中に快感の波がぞくぞくと押し寄せてきた。
「…あ、待っ……や、ぁあッ…!」
ぱん、っと腰を打ち付けられ、最奥まで突かれれば、勝手に艶声が漏れた。
強い快感に、首を横に小さく振りながら、悶える。
「…は、んっ……も、…やぁ…」
相手の動きが、早くなっていく。
それに連れて、段々と快楽が、気持ちが、高まっていく。
そうして、ある瞬間にーーびくんとナカで相手のモノが震え、精が放出される。
それと共に、自分の身体もびくりと震えて、脳が、身体が痺れるような感覚に襲われた。
「は、っあ…」
激しい脱力感と、倦怠感。
ふうっと息を吐きだし、乱れた呼吸を整える。
今日の分も、やっと終わった。
今日は途中で起きたせいか、かなりこの時間が短く感じた。
いつもなら、時計の音で必ず起きて、最初から最後まで意識を保っているのだが。
まあ、なんだっていい。
今日はもう、終わったのだから。
もう眠ろう。
そう思い、目を閉じたとき。
「ーーふ、あッ…⁉︎」
再び奥を突かれ、驚きと戸惑いで、大きな声が漏れた。
どうして。
いつもなら、一回で消えるのに。
「や、なんっ……で…!」
イッたばかりの身体は、先程より敏感になっているようだった。
突かれる度に、狂おしいくらいの悦楽が身体中に広がって、おかしくなりそうになる。
…怖い。
頭がふわふわして、少しでも気を抜けば、トびそうになる。
イッた後にすぐ体を弄られるという経験がない自分には、相手から与えられる甘美な刺激は、恐怖でしかなかった。
必死でそれを抜こうと、試みてみる。
が、相手は実体がなく、触ることも会話することも出来ない。
打つ手がなく、拒絶の意味で必死に首を振ってみるも、相手の動きは段々と速く、大きくなっていくだけだった。
「…だめ、っ……やだ、おうさかぁ…」
酷い快感と恐怖の中、無意識にその名前を呼んだ。
そこでーー自分の意識は途切れた。
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