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◇◇
枕元の時計が、カチッと時を刻む。
ーーきた。
誰かが自分の上に誇る感覚。同時に、耳鳴りがして、ぞわりと鳥肌が立つ。
いつもと、全く同じ現象。
でも心構えは、いつもとは全然違う。
…今日はちゃんと、抗わなきゃいけない。
自分の命を守るためにも。
まずは、もぞもぞと身体を動かして、さりげなく嫌だという意思を示してみる。
が、上に誇ったそいつは、全く退く気配はなかった。
それどころか、強引に、両手首をベットに縫い付けられてしまう。
抵抗するのだが、中々に相手の力が強く、簡単には引き剥がせない。
「…ひっ」
そいつは、まず、耳を責めてきた。
ゆっくりとなぞるように、輪郭に舌を這わせ、耳朶を甘噛みして。
内側の軟骨の部分をねっとりと舐め、硬くなった舌先を、耳穴に何度も出し入れする。
「っふ……んぅ…」
…やばい。
身体の力が抜けてきて、頭がふわふわする。
全然そんな気分じゃなかったのに、何だか身体が熱くなって、火照ってくる。
『ーーもっとしてほしい、そんな顔してるぜ、あんた』
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