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「…っ⁉︎…んんッ……!」
ーー今、耳元で男の声が…。
なんで、今まで声なんて聞こえたことなかったのに。
驚いて固まる俺に、男はふっと笑って、手首を抑え付けたまま、唇を押し付けた。
何度か確かめるように、触れるだけのキスをした後、一気に、歯を割って生温かい舌が口内に侵入してくる。
「…や、…んっ……ふ、ぁ…」
歯の裏、上顎、歯茎……順々に、丁寧に舐められていく。
甘ったるい刺激に、脳が蕩けてしまいそうになりながらも、もっていかれまいと必死に耐える。
男はそんな俺を嘲笑うように、吐息交じりの笑い声を漏らして、舌を甘噛みし、じゅっと吸ってくる。
「ん、っん……ふ」
段々と、頭がくらくらしてくる。
こんな積極的なキスは初めてで、上手く息継ぎが出来ないのだ。
離されたかと思えば、すぐにまた唇が重なり。
離そうとすれば、舌を絡められて、濃厚なキスをされて。
…やっと解放された時には、もうくたくただった。
肩で息をしながら、荒い呼吸を整える。
頭上で、男の笑いを含んだ声が聞こえた。
『…顔、真っ赤。…もう何回もヤッてんのに、まだ慣れねぇのな、あんた』
「……っあ…!」
男の手が、俺の服をたくし上げ、腹に触れる。
その手は酷く冷たくて、触られた瞬間、ぞわぞわと鳥肌が立った。
「や、っあ…」
男の手が、くるくると腹を撫で回す。
擽ったさと気持ち悪さに、身を捩って抵抗するけれど、男はそれを無視して、手をゆっくりと上へ滑らせていく。
臍の上、みぞおち、そして胸。
男の指が、不意に乳首を掠めた。
「ん、っあ!」
突然の刺激に、びくんと身体が反応してしまう。
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