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どうして、逢坂がここに。
俺がそう聞くより早く、逢坂は素早く俺を抑えつけ、唇にキスをする。
「…ん、っんー……⁉︎」
最初は驚きが優っていたものの、ねっとりと絡みつくようなキスをされて、段々と気分が高揚してくる。
ーーこれは、…夢だろうか。
それにしては、やけにはっきりとしているような気もするけれど……まあいいや。
いつもなら気になるようなことも、今は全く気にならなかった。
逢坂が俺の上に跨り、俺とキスをしている。
その事実が酷く興奮を掻き立て、なにかを考える余裕などなかったのだ。
『……可愛いね、林野君』
「…っお、さか……ん、っ……」
『…もっと見せて、その顔』
逢坂の舌が、口内を掻き回す。
舌と舌とが絡まり合う度、胸の中が小さな幸福感で満たされてゆく。
ーーもっと、名前を呼んでほしい。
自分を、見てほしい。
“利用価値”としてじゃなく、一人の人として。
「ッは、ぁ……!」
逢坂の指が、後孔に埋め込まれる。
逢坂は少しの間ナカを弄るように動いていたが、ある場所でふと動きを止めた。
『…見つけた、君のいいとこ』
逢坂は目を細めて、綺麗に笑う。
「あ、っ……駄目、ぁああ……ッ!」
そこをぐりぐりと押され、強い刺激にびくんと腰が跳ねる。
所謂、前立腺ってところ。
逢坂は慣れた手つきで、二本、三本と指を増やしていき、執拗に一点だけを責める。
「……やだ、…っあ、ぁ……ん…ッ」
逢坂の指がそこを掠める度、電流が駆け抜けるような強い快感が襲ってくる。
相手が逢坂だという事実が、興奮を助長し、より快感を増幅させてゆく。
「……っや、…も、むり……!」
イく直前、無意識の内に逢坂の背中に手を回して、ぎゅっと自分の方へ抱き寄せる。
微かに、耳元で逢坂が笑った気がした。
「……あぁぁああっ…!」
目の前で、火花が散る。
その瞬間、溜まっていたものが放出され、強烈な快楽が身体を支配する。
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