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公爵、企む
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屋敷に帰ってきた公爵は、王に腹を立てていたことも忘れて企んでいた。
マーク様の婚約者というのはあの少年で間違いないだろう。
しかし第二王子といえども王族が男と結婚など前代未聞だ。
そこを突いてどうにかあの二人を破局に追いやり娘とマーク様を結婚にみちびけないだろうか。
そしてあの少年、あの美し過ぎる少年も一緒に私のモノにしてしまおう。
公爵はあの少年を一目見た時から欲しくてたまらなかったのだ。
欲しいものは必ず手に入れ、与えられてきた公爵。
彼は手に入らないものなどないと本気で思っていた。
にしし、と不気味に笑う公爵。
その姿を、またか、とリンドバーグは呆れたように横目に見るのだった。
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