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15話
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放課後、また日が暮れるのを待つために暇つぶしをクラスでしていた。
掃除が終わった後の教室はしばらく生徒が残っていることもあるが、今日は早めに人がはけた。
そのためクラスには僕一人。
「クラスから撮る夕日もいいかもなぁ。」なんて考えながら外を眺めていると、着信音が聞こえた。
僕のケータイにかけてくる人なんて、夜宵か美雪さんくらいだ。
画面に表示される名前を確認せずにでる。
「はい、もしもし?」
しかし、向こう側からはなんの音も聞こえない。
不思議に思ってもう一度声を出す。
「...?もしもし?
夜宵?...それとも美雪さん?どうしたの......?」
それでも何も聞こえず、少し怖くなる。
「......誰?」
すると笑い声が聞こえた。
いきなりのことに驚く。
しかし、この後それ以上に驚くことになる。
『久しぶり.........冬麻。』
「.........湊。」
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