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24話
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「ふーん...」と曖昧に返してまたレモンティーを飲んでいると、パフェが運ばれて来た。
店員さんがパフェをテーブルの上に置いていなくなったところで、それを手にとる。
「いただきます。」と手をあわせると湊が笑いながら「どーぞ。」なんて言ってくる。
一口分をスプーンにのせて食べると、程よい甘さが口の中に広がった。
いちごもそこまで酸っぱくない。
口元が緩むのが自分でもわかる。
「ふふっ美味しい?」
湊の質問にこくこくと頷くと「それは良かった。」と言われる。
「いちご、そこまで酸っぱくないけど大丈夫...?」
「うん、平気。」
それを聞いてまた一口分をスプーンにのせた。
「はい。」
そのまま湊の方へスプーンを向けると「ありがとう。」と一言言われる。
湊が食べたのを見て「どう?」と聞く。
「...美味しいよ。」
笑顔ではいるが、少し眉が下がっている。
それを見て思わず笑ってしまう。
「甘いなら甘いっていいなよ。」
「...ちょっと甘すぎたかな。」
苦笑気味に言われ、また笑ってしまった。
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