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31話 –真空side–
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明らかに嘘の言葉。
「嘘つくな!」
苛立ちが増す。
それが相手の思うツボだとわかっていても抑えることができない。
「はやく、はやく冬麻の居場所を教えろよ‼︎」
「一旦落ち着きなよ、真空。
確かに居場所は知らない。
でも連絡先はわかるよ。」
連絡先はわかる。
その一言に手の力が緩まった。
「教えろッ今すぐッ‼︎」
頭の中は
はやく謝らないととか迎えに行かないとという気持ちもあったが、やっと会えるという喜びでいっぱいだった。
なのに
「それは無理かな。」
湊の言葉でその考え全てが消えた。
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