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69話
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学校祭が終わり家に帰ると美雪さんに「疲れてるだろうから先にお風呂に入ってきなさい」と勧められた。
その言葉に甘えてお風呂に入ろうと服を脱いだ時だった。
「何....これ。」
首元に小さな鬱血痕。
所謂、キスマークというものと共に噛みつかれた痕が残っていた。
一瞬何故こんなものがあるのかわからなかったが、真空にされたことを思い出し一気に気分が悪くなる。
(気持ちが悪い)
そう思ってからの行動は早かった。
お風呂場の中になだれ込むように入り必死に痕のついている部分を擦った。
あの時は真空のすることを受け入れなければと思ったが、冷静な判断ができるようになった今は何故受け入れてしまったのかと気持ちが悪くなる。
泡を洗い流してから髪も雑に洗う。
そのあとすぐに風呂場から出てまた雑に体と頭を拭いて服を着た。
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