アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
8
-
「あっ、あっ…もう…無理っ」
「大丈夫だよ。梅乃くんの身体は気持ちいいって言ってるよ」
ビクビクと身体が跳ねて、奏志の手が白く汚れる。
これで二回目だ。
ソファに座って後ろからがっちりと片手で身体を抱き込まれて、もう片方の手で再び俺のモノを扱いてくる。
もう無理だと言ってるのに、何かいけないスイッチをいれてしまったらしくひたすらに俺が気持ち良くなる行為を繰り返す。
よく分からん謎の我慢大会なんかしていたせいもあって、理性がすっ飛んでしまったんじゃないかと思えるほど俺の言葉を聞き入れてくれない。
濡れた舌が俺の耳を食み、狭い穴に舌を差し込まれる。
ゾクリと背筋に駆け抜ける快感に、俺は堪らず頭を振った。
「やだ…もう…あっ、あぅ」
「うん、気持ちいいね。可愛い。大好きだよ。…一生一緒にいてくれる?」
「い、いるからっ…いるから離せ…っ」
「えっと…どっちかな」
確かにどっちだ。
いや自分にツッコミいれてる場合じゃない。
人を極限までドロドロにさせてから言葉を強請る手法は、どうやら相変わらずらしい。
わざとではなく、本気で分からないと言った様子の奏志の手が、さらに俺の身体を嬲ってくる。
「ね、見て。すごいね。こんなにトロトロなのにやめちゃったら、梅乃くんの身体が可哀想だよ」
甘ったるい声で、ほらと先端を指先で優しく撫でられる。
強弱つけて敏感な場所を責め立てられて、ドロドロになったそこからトプリと新たな液が滴り落ちる。
見てと言われて咄嗟に視線を向けてしまったせいで、こんなグズグズにされてる自分の姿を目にして羞恥で堪らなくなった。
コイツはマジでたちが悪い。
本人は俺を気持ちよくさせられて純粋に喜んでいるんだろうが、俺からしたらなんつー拷問だ。
もうやめさせようと奏志の手に自分の手を重ねたら、その手を上から取られて一緒に擦られる。
「大好き。愛してるよ。約束破ったらダメなんだよ」
「んっ、はっ…や、破ってな――っあ、あ」
容赦なく扱かれて、言葉になる前にまたイッた。
ドロリと包み込まれた手の隙間から、力なく白濁とした液が溢れる。
ぐったりと奏志の身体にもたれ掛かりながら必死で息をするが、頬を横に取られて唇を重ねられた。
呼吸すら奪うようなキスに、酸欠で頭がぼーっとしていく。
もう身体に力が入らず、ひたすらなすがままだった。
ともかく酸素が欲しくて唇を離された僅かな隙になんとか呼吸をするが、息が整わない内にすぐまたキスをされる。
苦しくて頭が真っ白で、もう何も考えられない。
「梅乃くん、怖いことしないって思ってたけど、す、少しだけ。どうしてもしたいな」
「…っはぁ、はっ…怖いの…嫌だ」
「大丈夫。愛してるからね。ちょっとだけしかしないよ」
「嫌だ。無理…っ。ちょっとも無理…っ」
頭がまわらない。
もう身体も心もグズグズにされていて、涙すら滲んでくる。
俺にとって一番怖いのは、コイツがいなくなることだ。
ちょっとだってこいつがいなくなるのは絶えられない。
もたれ掛かりながら「嫌だ」とギュッとシャツを握りしめたら、お願い、と頬に何度もキスをされた。
――直後、身体に訪れた数日ぶりの違和感に目を見開く。
ドロドロに滴るそれを塗りつけて、つぷりと後孔に入ってきた指が俺の呼気を途切れさせる。
「っあ…あ――」
ズブズブと無遠慮に埋められていく異物感に、口が閉まらなかった。
大丈夫、大丈夫だよとただ耳元で囁く奏志の声にひたすら耳を傾ける。
「…っはぁ。梅乃くんの中、すごく熱くなってる」
「あっ…は、苦し…っ」
ちゅ、ちゅと何度も頬や唇、こめかみにキスをされる。
俺の中に埋め込まれた指が、クニクニと解すような動きをしているのが嫌でも分かる。
酷く狭いそこに熱くなった指の感触が訪れるのは二回目で、だが前回と違ってゆっくりと何か探すような動きにひたすら浅い呼吸を繰り返しながら耐える。
「――っあ」
不意に掠めた箇所に、ビクリと身体が撓った。
自分でも驚くほど跳ねてしまった身体に、甘く優しい呼気が耳元を擽る。
「もう何も考えなくていいからね。いっぱい気持ちよくなってね」
薄く開いていた唇に奏志の指を咥えさせられる。
数秒後、目の前に星が飛ぶような快感が訪れて、俺は思いっきりその指を噛み締めた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
221 / 251