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盛大に顔に掛かったわけだが、それを見て少しは落ち着くのかと思ったら勢いよく押し倒された。
「――ああもう。堪らない。こんなの優しく出来ない…っ」
まるで理性が焼き切れてしまったみたいだ。
奏志の目が明らかに据わって、荒々しい手が俺をベッドに押し付ける。
「俺大事にしたいって言ってるよね。いっぱい優しくしたいんだよ。どうしてそんなに煽るの」
責められるような口調で言われながら、身体をうつ伏せにさせられる。
「ちょっ…」
背中を押したまま強引に尻をあげさせられた。
この格好めちゃくちゃ恥ずいというか、お前の賢者タイムはどこいった。
顔から滑り落ちる精液がシーツを濡らし、奏志はそれを拭うこともせず酷く興奮したように俺の尻穴に指を伸ばす。
ぐにぐにと押されこれからくるだろう衝撃に息を詰めたが、不意に柔らかい感触を感じてギョッとする。
「――あっ…やだっ」
熱い舌の感触。
思わず体を震わせると、狭いそこを柔らかい舌が割って入ってくる。
ジュッと解すようになんども出し入れされて、濡れた音を立てて吸われる。
「んっ…あぅ…っ」
「…はぁ…梅乃くんがいけないんだよ。俺の気持ち知ってるのにそんな可愛いこと言って…我慢できなくなるの分かってるよね」
「ひっ…」
舌と一緒に指が入ってくる。
無遠慮に押し進められて、異物感に思わずシーツを握りしめる。
耐えるように目を閉じて眉根を寄せたら、奏志が荒々しく息を吐き出した。
「そんな汚いものつけて可愛い顔して…っ。どこまで俺を煽るのかな。俺だって男なんだよ。そんな顔されたら止まらなくなるの分からないかな」
「わ、わかんな…っ」
俺だって男だ。
だけど同じ男でもコイツのツボはマジで分からない。
俺のどこを見てそんなに興奮出来るんだ。
「すごいね。もう柔らかくなってきた。はぁ…もう挿れるから」
「や…っ、ちょ、待ってくれ…っ。もうちょっとゆっくり――」
「うん、ゆっくりしないよ」
もうコイツに何言ってもダメだ。
俺をシーツに押さえつけたまま、大きな身体が覆いかぶさってくる。
太ももを熱いものが擦って、その存在を意識したら身体がどうしようもなく強張ってしまう。
「梅乃くん力抜いて。ほら、挿れるよ。気持ちいいことするからね」
「やあぁ…っ」
後穴に当たる硬い感触に身体を震わせたが、遠慮なくそれはズッと押し入ってきた。
解してくれてたとはいえコイツのモンを受け入れるってのは毎回苦労する。
慣れない圧迫感にぼろりと涙が溢れたが、奏志は手加減せず奥までぐいぐいと押し入れてきた。
「あ…はぁ…っ、あぁ…ッ」
「…っく、すごくキツい。…っでも一番奥までぴったり入ったよ。梅乃くんの中…熱くてビクビクしてる」
「い、言うなぁ…っ」
そんな実況解説いらねーんだよ。
奏志の言葉に煽られるようにぶるりと背筋を震わせると、俺の中のモンが一層張り詰める。
「はっ…慣れるまで少し我慢してね」
「…っや、あッ…ああっ」
奥まで入ったモンが一度ずるりと抜かれて、だが抜ききる前にすぐにまた押し入ってくる。
腰を押し付けるように奥まで入れられて、それからもう一度。
何度も何度も抜き差しされて、その度に自分でも驚くほど高い声が漏れる。
「あーもう…っ。煽らないでって言ってるのにどうして分かってくれないの…っ」
「――あ、煽ってな…っあ、あっ」
どんどん動きが早くなっていく。
同時に慣れてきたそこから徐々に快感が生まれていく。
さっきまでの悲鳴を含んだ声ではなく甘い声を上げると、奏志はギラギラと欲情しきった目で俺を上から見下ろす。
そこからはもう本当に動物みたいだった。
俺が快感を得られた事を知って、プツリと何か限界がきたらしい。
激しく貪るように何度も腰を揺さぶられて、自分の精液でベッタベタになってる俺の顔に構わず唇を奪う。
呼吸が奪われて酸欠になって頭がボーッとして、だけどどうしようもない快感に俺も溺れてしまう。
何度も何度も「好き大好き愛してる」と言い聞かせられながら、身体を貫かれた。
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