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好きな人6
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トイレから教室へ戻ると折が僕の席に座り暇つぶしなのか、携帯でトランプゲームをやっていた。
僕「ただいま、折」
折「おかえり!!まーた勝っちゃった」
ニヒヒッと無邪気に笑う折の姿はまるで小学生のようだ(笑)
まぁそれが折のいいところではあるんだけど…
さっき名前も知らない男の子から受け取ったキーホルダーをポケットから取り出し机に置く。
折「?
なにそれ?」
僕「…キーホルダー昨日落としてたみたいで、
学年も名前もわかんないんだけど男の人から
落としてたよって渡されたんだ」
折「ふ〜ん…どんな人??」
僕「んー、なんかいかにもスポーツしてます!って感じで
高身長で爽やかで_________
それから……」
折「…それから?」
僕「……修平に凄く似てた。」
折「あれまぁ運命の出会いだね」
僕「ち、ちが」
折「オレはそう見た!!
これから翠はその人の事気になって仕方なくなるよ」
こ、こわーー(引)
折の分析力が怖すぎて若干引く。
僕「無いって。
相手男だよ?まずあっちが僕のこと無理でしょ」
折「…どうだか」
珍しく折が僕の意見を否定するから本気で怖くなってくる。
まぁ、そんなことないだろう。
そう思っていられたのもほんの数日のことだった。
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