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僕「…なんなのこの状況」
修斗「へ?下校?」
僕「……はぁぁ」
なぜか今、修斗と二人で駅まで一緒に歩いている。
修斗は見た目とは裏腹に意外と天然(?)らしく、たまに話が噛み合わない時があったりした。
さらには修斗が降りる駅は、僕が降りる一つ前の駅らしくどうやら隣町に住んでるらしい…
(世界って狭いもんだな)
修斗「まさか帰り道ほぼ同じとはね!
俺嬉しいや」
僕「…そっか」
一つ学年が下だからかわからないけど若く見えて仕方ない(笑)
まあちょうど折がいなくて寂しかったし、いいんだけど
チラ…と横顔を盗み見る。
やっぱり修平に少し似ている。
高い鼻が印象的だが、修平も鼻が高かったからそこがきっと似ているんだろう。
駅に着くと、僕らが乗る電車はすぐに来た。
だが_________
僕・修斗「うわぁ…」
なんと今日に限って満員状態だった。
プシューと音がして扉が開く。
降りる人はほんの数人で、僕らが乗り込んだ時にはかなりギチギチだった。
でも仕方ない。我慢だ我慢。
修斗「…先輩、大丈夫?」
ドキッ
思ったよりも顔が近くて一瞬ドキッとしてしまった。
僕「あ、あぁ。大丈夫だよ」
というのも、僕が扉に背をつけて立っている状態で、僕の目の前に修斗が居て壁ドンではないけど、なんかもうそういう体制になってしまっているからとにかく近い!(泣)
" この先、カーブがございますので電車が揺れます。
手すりなどに掴まりください "
そうアナウンスが流れると電車はゆっくりとカーブにさしかかる。
毎日通ってる道だけど今日はやめてくれ!と願うばかりだった。
ぐらぁっと電車の中の人が足を取られる。
修斗「うわっ」
修斗がバランスを崩し、僕の肩付近に顔が乗ってしまった。
修斗「先輩、ごめっ」
僕「い、いいよ」
一瞬また、不覚にもドキッとしてしまったのは
こんな体験したことないから?
それとも彼が_________
修平に似てるから_________?
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