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説のお説教タイム
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1時間目が終わるチャイムが鳴り終わった頃に教室へ戻る。
自分の席に着くとすごい勢いで折がこちらへ近寄ってきて顔を覗き込まれる。
折「おぉいい翠ー???
授業サボってまで何してたのかなぁ???」
思わず「ひっ」とビビった声が出そうなほど目の前の折の顔が怖くて怖くて…
ただ折には何一つ嘘つかずに全て話そうと決意した。
僕「ま、まぁ色々と訳があるんだよね」
折「その訳ってなに、訳ってさぁぁ」
鬼のような形相で尋ねられてもう早く言ってしまおうという気持ちが芽生えてきた笑
僕「と、とりあえず!
昼休みに話すからまってて!!」
折「えぇ今じゃダメなの?」
やっといつも通りの折に戻った……!
と喜びつつも「ここでは言いにくい話なんだ」と適当に言って折をなだめる。
折は仕方なくという感じで了承してくれて、とりあえずは授業を受けてお昼ごはんの時間に話すからと伝える。
(なんて話そう…
というか何から何まで話そうか……)
そんなことを考えながら授業のノートをとる。
『もうあんまり関わらないようにするから』
修斗の言葉がフッとよぎる。
授業に集中しなければならないのに、
僕の頭の中は整理できてないままグチャグチャだった。
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