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大丈夫だよ
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修平は少しでも体を動かせば痛そうに顔を歪ませていた。
でも、それよりも服に血が付いていたり、顔や腕にも血が付いていて一刻も早く汚れを落とすべきだと感じた。
修平の服をゆっくり脱がせる。
修平「いてっ」
僕「あ、ご、ごめん」
服の裾が傷に当たったようだ。
顔を歪ませた後「大丈夫だ」と返事が返ってきた。
あの連中も、よくこんなになるまで殴れたものだ
情というものがないのか。
僕「……」
ズボンに手をかけた時、体が固まった。
ここから先を見ても良いものか
昔とはいえ僕は修平が好きだったわけで、
自分にも付いていて当たり前なのだが何だか手が進まず
僕「ここからは自分で脱げる…?」
修平「………ああ」
修平も何かを察したのか、頷いた後
ここから先は自分でするから部屋に戻れと言われた。
洗面所を後にする。
本当に一人で大丈夫だろうか
そう思いつつも自分の部屋に入ると、ボフッと布団に寝転がった。
久しぶりの再会に驚きと悲しさと衝撃が混ざったようなそんな気持ちになる。
(話したのいつぶりだろ…)
この前の本屋で会った時は、あっちはなにも話してくれなかったからあれぶりだな。
なんだろうこれ、
なんなんだこの気持ち……
なぜか僕は、
ドキドキしていた____________。
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