アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
部屋探し
-
俺らはしばらく無言で歩き続けた。多分話しかけられたのだろうが恥ずかしくてそれどころではなかったのだろう。
「なあ、どんな部屋がいい?」
「寝室別々」
「さみしいな……」
「冗談言うなよ」
「バレたか……」
「当たり前」
こいつの嘘は他の奴に比べてわかりやすいな。
まあ、わざわざ言ってやらないけどな?
「あ、ここはどうだ?」
「そこ高くないか?」
「多少高くても大丈夫」
何だよ。こいつ実はすげー金持ちなのか?
なんかムカつくな……。こいつも実際は俺のこと見下してんじゃねーの?
「何でだよ……」
「神様が払ってくれるらしいよ」
「神に会ってないのに何でわかるんだよ!」
「これが新の背中についてた」
か、神!ふざけんな!こんな事直接言え!
せめて直接渡せよ!
まあ……こいつは金持ちじゃなかったって分かったんだしいいかな……
こいつは俺の事見下してんじゃなかった…
あんな態度とって嫌われていないといいんだけどな……
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 13