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「おい、起きろ。」
「ん…ぁ、、つかさ?」
ん?司?
自分が寝ぼけているのかと目をこすり
意識を鮮明に戻す。
そこにはさっきよりも
怒った司がいて、状況が全く把握できなかった。
でも1つだけわかることはわかることは
司はさっきよりも更に怒っていて、確実に怒られるということ。
そう思った佑月は布団を思い切り被り
自分の身を守るように巻きつけ、顔だけを出して司を見る。
「佑月、てめぇいい度胸してんな?」
「な、な…なんで、、鍵閉めたはずじゃ…」
「あんなのピック使えば開けられるに決まってるだろ。」
「そ、そんなぁ…」
「少しは反省してるかと思えばお前は爆睡か?」
「いや、えっと…その、、」
もう神様ー!なんで僕を見放されたのですか…
「隠れんぼはもう終わりだ」
「うわっ…!」
そのまま佑月がくるまっていた布団を司は無理矢理剥ぎ取り床に捨てる。
「ほらさっさと言え。なんで外した?」
「…言いたくない」
「今素直に言うなら許してやる」
「ほ…ほんとに?」
「ほら早く言え」
多分これ以上延ばせば本当に怒らせることになる。
それに忘れちゃいけない。
司は…黒崎組の若頭。
本気にさせたら僕なんか即死だよ…
だから、素直に言うしか道は残されてない。
「邪魔だったから…」
「は?」
「邪魔だし!なんか痒いし!もう全部嫌だったの!」
もうどうにでもなれと僕は全部をぶちまけた。
すると司は呆れたようにため息を吐く。
「お前な…あれは嫌がらせでやってるわけじゃないんだぞ」
「わ、わかってるよ…」
「なら、大人しくつけろ。後3日くらいで外してやるから」
「あと3日…」
「ほら脱げ」
「うー…本当にあと3日で外してね…」
「お前の回復次第だな」
そう言って司は僕が怪我している場所、全てを処置してくれた。そのまま何も言わずに扉の方へ行く。
「あぁそれとな…今日、家の掃除と洗濯全部やれよ」
「へ?」
「当然だろ、それくらいやれ」
「はい…」
司の怒りを買ったから絶対に
殴られたりすると思っていたけど、家事だなんて…
思ってもみなかった。
そして、そう思っていた僕は今とても間抜けな顔をしているだろう。
「なんだ、もっと酷い罰が良かったか?それとも激しい奴がお好みか?」
「い、いや!全然!家事しますっ!」
「そうか、俺は書斎にいるから終わったらこい。」
「わかった。」
その後の僕は司が言行った後
急いで家事全般を全て終わらせた。
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