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47.〜司side
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九条と荒井が捕まったと聞いて、俺らは急いで
人員を集めた。
そして山城が来る前に桜庭と琉樹とどうするかを話し合い、ちょうど終えた頃に山城と瑠衣が揃った。
「若!優連れてきた!」
「わかった。ならもう行くぞ」
「つかっさん!今回はどういう風な感じで行くんですか?」
「ああ、そうだったな。まず俺と桜庭と山城と瑠衣で乗り込む。その間に琉樹が達川組の監視カメラ等全てハッキングし、琉樹がなるべく人がいない通路を案内するからそれに従って潜入する。」
「そして残りの奴らは半々に分かれて俺らと乗り込むか琉樹がハッキングしている間の流樹の周りを見張るかだ。」
「「わかりました。」」
「お前ら、どうせ来週にはこうなる予定だったんだ。なら今日全て終わらせるぞ」
「「「 はい!!! 」」」
それぞれの車に乗り、俺たちは達川組へと向かった。
「若、佑月くんが必ず帰ってきてって言ってましたよ。愛されてる証拠ですね」
「佑月がそんな事言ったのか。」
「はい、しかも自覚はないだろうけど少し泣きそうだったんですよ。だからちゃんと終わったら佑月くんのところに行ってあげて下さい。」
「そうだな。」
佑月から必ず帰ってきてなんて言葉、出てくるとは思わなかった。確かに一人は嫌だって泣いたりすることはあったけど、それは佑月の周りには俺しかいないから、単純に俺に頼っているだけかと思っていた。
でもそんな佑月が帰ってこいなんて言うなら
俺は帰らなきゃならないな。
「若、そろそろ着きます。」
「さっさと終わらせるぞ」
そして達川組の前に俺らは着き、それぞれの位置に行く。
やっぱり乗り込むこの瞬間はいつになっても
緊張感がはしる。
そんな俺らに気づいた達川組の連中も外に出て来て
俺らの仲間…そして街を守る為の戦いが始まった。
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