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48.〜司side
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「まさかお前らの方からわざわざ来てくれるなんてな!!行く手間が省けてラッキーだよ!!」
「貴方方に、やられる程落ちぶれてはおりませんよ」
「ああ!もしかして自身らも薬をやって判断力が鈍ってきているんじゃありませんか?」
「なめた口ききやがって!お前らさっさと行け!」
これが達川組の若頭か…?
全く上に立つ器とは思えない判断力と行動力。
桜庭のちょっとした挑発にすぐ乗ってきやがる。
バカ丸出しだな。これは。
「お前ら、適当に相手してやれ。俺は九条と荒井を探して来る。」
「「はい、わかりました。」」
そのまま達川組の若頭の方まで俺は行き、
周りにいた部下どもを蹴散らした。
「どけ。邪魔くせえ」
「うおおおおお!!しねえええ!」
「うるせえな、餓鬼かてめえは。」
鉄パイプのようなものを持ち俺の方へ向かってくる奴を
そのまま顔面から殴り飛ばせばすぐに気絶してしまった。
殴っただけで、気絶するとは…弱いにもほどがある。
知能の低い部下にバカ丸出しな若頭。
本当にコイツら売買するだけじゃなく、自らも薬に手出しているようだな。
そして気づけば、あまりの弱さに若頭の周りにはもう誰もいなく、俺の前に一人でつっ立っていた。
「おい、九条と荒井はどこだ。案内しろ。」
「誰がお前に案内なんかするかよ!敵に教える馬鹿がどこにいる!」
「…ああ、そうか。」
案内する気がないなら、力づくってことか。
-------バキッ!
--------------ドスッ!
一気に片付けようと、そのまま俺は顔面、そして溝へと拳と蹴りを入れた。
話せる程度には力を加減したんだ。
これで話さなかったら他の奴らを当たるしか無い。
「ヴッ…わかった…わかったからやめろ…」
「ならさっさとしてくれないか。」
「こっ…ちだ。」
そのまま、行く先について行けば、地下まで案内され
地下のさらに奥へ行くと、コンクリートで出来た棒のような場所に縛り付けられ、口を塞がれている九条と荒井がいた。
そのまま2人の方へ俺は行き、まずは口のテープを剥がす。そしてそのまま縄を解いた。
「若、申し訳ありません。油断しました。」
「若ぁ…すいません。まさかまた助けられる日がくるだなんて。それで若…アイツらやっていいよね?ね?」
「ああ…好きにしろ。」
「お前ら!そんな呑気に会話してていいのか!あ!?」
さっきまで大人しかった達川の若頭は急に大声で叫び俺らに向かって銃を向け始めた。
そしてその後ろには、さっきまではいなかった組員がざっと30人はいた。
「あのな…数増やしたところでなんも変わらねえよ」
「そんなのやってみなきゃわからねえだろうが!」
「ねえ、若!半分僕に頂戴!残り半分は九条さんと若でね!」
「はぁ…わかったよ。好きにやれ」
「やった!ほら!さっさと来なよ!物に頼らないと戦えないクズ共が!!」
そして荒井の挑発とともに双方一斉に動き始めた。
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