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起きると僕は何故かベッドではなく、
ベッドの下にいた。
「え、なんで?」
そして気付く。寝ている間にベッドから落ちたのだと。
ふと腕を見れば、少しだけ青くなっていて
そこを指で押してみる。
「いったーい!」
まさかの青タン。
嘘でしょ。
はぁ…せっかく怪我が治ったばっかりなのに。
まあ、ベッドから落ちたくらいじゃなんとも
なってないだろうからいっか!
それよりも早く準備しなきゃ!
3時には桜庭さんが迎えに来てくれる。
早く司の所に行きたい。
やっぱりまだ心配だから…
それにまた話したいことができた。
「よし、準備しよう!」
それから僕は急いで自分の荷物と司の荷物を揃えた。
そして家の掃除。
少し家を空けていた間の埃が溜まってる。
それらを掃除して司と帰ってきた時に
気持ちよく家に戻れるようにしたい。
掃除機で埃を取り、その後に床を雑巾で拭く。
少し散らかっていた部屋の荷物も全て整え、窓も拭いた。
「ふう、だいぶ綺麗になった!」
今何時だろう?って…
「…2時半!?」
司の家が思った以上に広過ぎて
時間がかかってしまったようだ。
僕の格好はまだ朝起きたままでお風呂にも入ってない。
これはもう本気を出すしかない。
それからスイッチが入った佑月は、
急いでお風呂に入り、髪を乾かし着替える。
「や、やばい!あと5分!」
荷物良し、部屋良し、僕良し。
えーっと…もう何もないよね?
-----ピンポーン
するとチャイムの音がなった。
本当にきっかり3時なんだね。凄いや。
「佑月さん、お迎えに上がりました。」
「あ、はい!今日もお願いします。」
「随分疲れていらっしゃるようですがちゃんとお休みになられましたか?」
「寝ました、大丈夫です。」
「そうですか。では参りましょうか。」
車に行くまでの間桜庭さんはさり気無く
僕の荷物を持ってくれて、これができる男なのかと
改めて感心した。
早く司に会いたいな。
1日合わなかっただけで僕はこんなにも
不安になるんだ。
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