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お風呂から上がると司はお酒を飲みながら
何をすることもなく、何かを考えている様子だった。
いつもなら僕がお風呂から上がれば気付くのに、
何故だか今日は気付いてくれない。
「司…」
そう後ろから呼ぶとソファに座っていた司が
お酒を片手に後ろを振り向いた。
「ああ、上がったのか。しっかり髪乾かせよ」
「うん、わかってる」
「そうか」
「じゃあ髪乾かしに行ってくるね」
そう言い放ち、再びリビングから出ようとした時
司から呼び止められる。
「佑月、終わったらすぐに来い」
「え?」
「ほら、早く行け」
ええ…?
疑問に思いながらも、僕は髪を乾かしに
洗面所へと向かった。
もしかしたら、話してくれるのかもしれない。
そんな期待をして早く髪を乾かした。
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