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図書館を出て、一人町中に来てみた。
町にはいろんな人がいる。
飲み倒れてる人、誰かと待ち合わせしてる人、恋人と一緒にいる人、
帰り途中の人、電話をしてる人、ランニングしてる人
見てると本当に面白い、そんな僕は可笑しいのかな?
ペンをはしらせたいけどやめておこう…
僕はいつの間にかカフェに来ていた
「ノアくん、いらっしゃい」
長年お世話になってるマスターが声をかけてくれた。
「いつものおねがい。」
「りょーかい!少し待っててね」
そういって厨房に入っていった。
久しぶりに来る行きつけのカフェ「Miransye」は、凄いオシャレで尚且つ静か。
僕にはありがたい場所だ。
いつも座ってる席に着き、さっき使ってたノートを出してペンをはしらせた。
少しの間凄く集中してたらしく、マスターに気が付かなかった…
「すごい集中だね、またいつもの?」
「うん、書きたいことがあって…」
そう言ってまたペンをはしらせようとすると
「これ、持ってきたんだけど……いらない?」
ここに来るといつも頼む、オムライス。ここのは卵がふわふわで、すごくおいしい。
「…食べる。」
このふわふわ卵、いつ来ても変わらない。
卵の上には、トマトケチャップ。
無難なのが、またいい。
食べてるとマスターの目線に気が付いた
「何…?」
「いーや、毎回美味しそうに食べるなっと思ってね」
「急に何なの…////」
マスターってたまにたらし込むのがうまいんだよ…
勿論いい意味でね。
食べ終わるとペンをはしらせようとする僕に
「今日はまだ帰らないの?」
「帰らない…」
「そっか」
と、笑って仕事に戻っていった。
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