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あたらしいともだち3
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「赤城なんでこんな学校に来たの?」
有紀が言うと赤城は不機嫌そうな顔した。
「なんでって…」
「だってさー、全寮制とかよりその後輩ちゃんと同じ学校になる可能性のある共学行けばいいじゃん」
「あ?高校いくつあると思ってんだよ。他に好きになる奴いねえんだからここの方が楽だろ」
「その子と会うチャンスなくない?」
「……高嶺の花は高嶺の花だろ」
赤城はその子と付き合うのは諦めてるのかな。
強くなろうとわざわざ頑張ったのに?
それは、少しさみしいことかもしれない。
「その篠原ちゃんさー、秋くんと同じ学校らしいんだけど知らない?」
「え……いや、分かんないですけど…」
「まあそうだよねー」
それなりに中学には人数もいたし後輩にあたる女子なんて見ることもない。
…蒼空は違うと思うし。
「もし秋くんと仲良しになって秋くんの後輩伝手に篠原ちゃんにたどり着ければいいなあって下心もあるし、これからよろしくね?」
まあ、気持ちはわかるけど。
切り捨ててしまった人間関係の中に含まれる中学の人脈なんてもうないんだけどなあ……
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