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③(3/8加筆修正)
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「少し休んだから、屋敷を案内をする。他の奴にもお前を紹介しないといけないからな」
お、それはありがたい。もしかしたら脱走に協力してくれる奴も出てくるかもしれないし。使えるものは全て使わないとな。
「まずは、セルフィだな。セルフィ!」
「はい。旦那様」
化け物に呼ばれて来たのは、オールバックの銀髪に黄金色の瞳をした化け物。背は俺よりも高く、化け物よりも低い位。目分量だが、170後半か?
見た目は30後半代くらい。彫りの深い顔をしている。世間一般で言う、ダンディなおじ様って感じだな。昨日、化け物と一緒にいた奴だ。
「こいつはセルフィ。俺の専属執事兼執事長だ。屋敷のことならなんでも知ってる」
「執事長のセルフィです。どうぞお見知りおきを」
「どうも」
「お前の飼育員も紹介する。アミラ!」
「はい、社長!」
次に現れたのは、金髪碧眼の美少年。見た目は、十代後半くらい。170位ある俺よりも、少し背が低い。大きめの瞳が可愛らしく、優しげな雰囲気のする化け物だ。もしも俺の世界に人間として産まれてたら、芸能界で引っ張りだこになってるだろう。
「飼育員のアミラだ。元々は俺の部下だったが、人間が好き過ぎて、今は派遣飼育員をやっている。俺が仕事に行ってる時は、こいつにお前の世話と監視を任せている」
「こんにちは、よろしくね」
「よろしく」
裏表のない美少年スマイルに、思わずこっちも笑みを浮かべる。年も近そうだし、仲良く出来そうだ。
……って。仲良くなってどうする俺。
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