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アドバイスの結果
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たこ焼きが爆発的ヒットを起こしてから、化け物が屋敷に帰ってこなくなった。どうやら、仕事が立て込んで屋敷戻ってくる暇がないくらい忙しいみたいだ。
「まさか、たこ焼きがここまでヒットするとは」
売れることは嬉しい悲鳴だろうが、休む暇がない程となれば、大変この上ないだろう。俺としては考えた改良版たこ焼きが売れるのはうれしい。けど、化け物屋敷にいなくてつまんねぇし、少し、ほんの少しだけ夜が寂しい。言っても夜だけだからな! そこ大事だから!
そんな事を考えつつも、新作を考えている俺は変なところで料理人としてのプライドがあるみたいだ。
「明日、試作をシェフに食べてもらうか」
今日はもう夜遅いし、作るのは明日だ。レシピやらなんやらで少し散らかった机の上を片付けていると、ドアの開く音がした。
「セルフィか? うわ!」
振り向こうとした直前、体に触手が巻き付く。
暗闇で光る触手。すぐに相手は分かった。
「やっと帰ってきたか」
今度はきちんと振り向く。そこには、本来の姿の化け物がいた。いつにも増して、花弁の色が濃く見えるのは暗闇のせいだろうか?
「おかえり。色々お疲れ様」
「……」
「どうした?」
俺は眉をひそめた。なんか化け物の様子がおかしい。
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