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逃走の理由
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「落ち着いたか?」
「……グス」
ところ変わって控え室。今この部屋には、化け物と俺とリオンのみしかいない。他のやつは、二人がめちゃめちゃにした部屋の片付けをしている。
リオンのところに俺がいる理由は、彼が全部化け物に話してくれた。化け物も俺が居なくなった経緯をリオンに話していた。
どうやら、ナイトがこの件に関わった事はバレたらしい。その後、あのアミラにこっぴどく怒られ、二度としないと誓わさせられたとか。
ざまぁと言いたいとこだが、あのブラコンが素直に従うとは思えない。注意しておこう。
「……まさか、トールに飼い主がいたとはな」
「最初からこいつは俺のものだ」
「おめェは言葉が少ねぇんだよ! もっと詳しく話してくれれば、こんなめんどくせぇ事にはならなかったんだ!」
「すまない。お前があまりにも悪者顔だったんでな」
「よし、表出ろ」
「喧嘩はもうやめろ」
ぽかんと隣の化け物を軽く叩くと、大人しくなる。たく、これ以上周りに迷惑かけんな。怒るぞ。
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