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「おっ今日も騒がれてる!」
亮介がゴツい声の方に視線をもっていき、面白そうに笑う
もう俺は小さい時から見慣れてるため、なんとも思わない
先程から黄色い声をあげれてるのは、俺の幼馴染
神山玲
艶やかな黒髪、端正な品のいい顔立ち、制服をきっちり着ているが、スタイルの良さもあり遠くからでも目立つ。
うわぁ・・早く気づかれないうちに逃げなきゃ
一瞬玲の方を見て素早く視線を逸らしたが、目があった気がする・・・
どうか、話しかけてこないで!!!
俺の願いも虚しく
「翔太!」
こっちを大きな目で見てくる玲
あーもう朝から最悪だ
今日やっていたテレビの占いが12位なだけある
「でた!あいつストーカーかよ!」
「なんでまたあいつが!」
親衛隊からの視線が全てこっちに向き、何もしてないのに悪口を浴びせられる
俺が何かした?!
別に知らない奴から悪口を言われるのは慣れているが、朝からこんなイベントはいい気分で一日過ごせない。悪意の目を向けられて興奮するタイプではない
「おはよ!じゃ!またね!」
俺は玲に素早く挨拶して、亮介の腕を掴んで足早に歩き出した
「ちょっ、翔太!」
亮介が驚いた声をだしているが、それは今は無視だ
早くこの場から立ち去りたい!
俺は平凡な容姿通りに暮らしたい!
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