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4早くも急展開
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「久しぶりに玲の家にきたかも、相変わらず大きいな。」
俺の家から徒歩10分程の所にある玲の家。一軒家で旅館のような家を見上げながら、関心する。小学生の時はトイレ行くのにも迷ったんだよなぁ
「全然普通だよ、中に入って。」
「いや、完璧にアメリカンサイズだね。プール作れそうな大きさ・・・お邪魔します。」
家の中に入ったら誰もいなかった
「最後きたの、中2の冬くらいかな?今日家族みんな出かけてるから、早くあがりなよ。」
「あっうん。」
玲についていき、玄関から2階にある玲の部屋に入る
「やっぱり玲の部屋綺麗だなー」
10畳ほどの部屋は、ほとんど物が置いてないから余計に広く感じた
「そんな綺麗でもないけど。」
「いや俺の部屋なんてゲームが散乱してるからね。」
「まだやってんだ、本当子供みたいだよね。」
そう言いながら、ふんわり玲は笑う
おお、久しぶりに笑ったの見たかも
いや、話してないからか
「高校生は子供だからいーの。」
俺はラグに腰をかけながら返事した
「翔太そこじゃなくて、ベッドに座っていいよ。」
「あっいいの?」
「前は普通に俺のベッドで寝てたじゃん。」
「まぁそうだね。」
ベッドに腰掛ける玲に言われて、俺はその隣に座った
「急に気なんて使わなくていいから。」
「・・・うん。ありがとな。」
なんだろう、謎の気を使っている
それが相手にも伝わってる、やっぱり気まずい。すぐさま帰りたい
そして謎の間。変なこと言って地雷を踏むのが怖くて、話題を作り出せないでいる
「・・・聞いてもいいかな。」
沈黙は玲から破ってきた
「・・え?!うん!なに??」
「翔太なんか俺に隠してることない?」
「べっ別になにもないけど。」
「じゃあなんで今日の朝、俺から逃げるように学校に行ったの?というか、今日だけじゃなくて毎日そうだよね?俺が話しかけても、目も合わせないで避けるよね?そして放課後も五十嵐っていう奴と遊ぶなんて嘘ついてさ。そんなに俺と一緒に居たくない?顔も見たくない?話したくない?
・・・俺のこと嫌い??」
玲の質問責めに俺の思考はついていけなかった。が、この2人だけの未室な空間の気まずさは辛い
「・・別に避けてない!嫌いなわけないじゃん!ほら、クラスも違うしさ、同じ学校でもなかなか会う機会もすくないじゃん?気にしすぎじゃない?!」
目を見て喋れないから下を向いてしまう。理由なんて言えるわけない!
「・・・ねぇこっち向いて話しなよ。」
少し間が空いた後、ワントーン低い声が響く
幼馴染だから分かる
この声は怒っている
余計にそっちなんて見て話せるわけない
「・・・・・。」
なにも言えない、どうしよう
そりゃあ俺が悪いんだけど、そんな村人Aくらいの俺が避けたところで、気にしなくてもよくないか
むしろ今まで勇者様の隣に村人Aがいたから、可笑しなパーティになって、周りから文句言われてたんじゃないか。
だからもう放っておい
ドンッッ!!!
物音と一緒に視界が変わり、天井が映る
んっ天井??
「やっとこっち向いた。」
そしてやっぱり綺麗な顔
俺の上に玲が跨りそう呟いた
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