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とりあえず着替えてリビングに行く
「うわ、なにそのゴキブリみたいな顔。朝から不愉快なんだけど。」
そう言いながら眉間に皺を寄せながら睨みつけてくる
俺の弟
中学3年生で思春期真っ只中。俺にだけかなり口が悪い。
見た目は全くと言っていい程、俺と似てない。色素が薄い美形の塩顔男子ってやつだ。よく彼女や、友達を家に連れてくる。外では猫被りで外面がかなり良い。人間タラシめ・・・腹立たしい
「優!朝からゴキブリなんて言わないの!」
「はいはーい。五月蝿いなぁ。」
母さんが優に注意するが、注意するところそこなの?
俺がゴキブリみたいな顔ってことは否定しないし、注意しないのね
「ゴキブリは、学校に行って来ます。」
もう虫でも、ゴキブリでも、Gでも、なんでもいい
朝ご飯も食べる気がしないし、学校へ向かう
高校は歩いて行ける距離だから、男子校でむさ苦しい所だけど、立地だけは最高だと思う
今日は、最上級に学校に行きたくないな。まず玲に会ったらどんな感じにすればいいんだよ
1.全く気にしない
「こんにちは!今日も天気がいいね!昨日縛られた手首が痛いんだけど!やったなーこの野郎☆」
なんて明るく挨拶を交わす
2.避け続ける
目も合わせないように、忍びの様な振る舞いでいく
3.記憶喪失のふりをする
「昨日?なにかあった?事故にあったみたいで、何も覚えてないんだ。」
・・・うーん
2に決まってるじゃないか!!!
今日から俺は忍びになる
目指せ!火影!
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