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「それに!写真なんて被写体が良ければ大概綺麗にとれるもんすっよ。」
いますぐプロのカメラマンに謝った方がいい台詞を言い、泉先輩もとい小太先輩は机の椅子に座った
「モデル選びは一番重要だからな。あともうひとつ、正式な活動も次の6月にある体育祭までないから、週1日のペースでしかここには集まらなくて良いんだぞ。各々写真は自由に好きな時に撮って、月に1回だけ集まった時に写真を集めるってかんじだ。翔は棗くんの写真をずっと見ていたが、やっぱり棗君推しなのか?」
ほとんど部活動してないじゃん。愛好会ぐらいでいいんじゃないの。けどまぁ俺的には確かに好条件かもしれない
しかし引っかかることがある。俺がこの棗君という人が好きだと思われてることだ
「はぁ、なるほど。ちょっと否定したいんですが俺は棗君?ですかね、その人が好きという訳ではないんで、別に写真が撮りたいとは思っていないですよ。」
「そうなのか?!」
驚いた表情の村上先輩
やっぱり好きだと思われてた
「先輩棗君好きっすもんね。けど毎日抱く相手を変えてて、まだ入学したばっかりなのに、修羅場ってることがよくあるじゃないっすかー。チャラいっすよ!俺は神山玲くんの方が何も知らない優等生みたいなキャラで、好きっすねー。」
何も知らないかぁ
『少し慣らしてから、入れてあげる。・・俺の精液お腹の中に入れて孕めばいいのに。』
昨日の何故か不明だが俺を犯そうとしてきたことを思い出す。
・・・うわーーー!!!思い出すな自分!!
俺は頭をぶんぶん振り回す
「分かってないな、小太郎よ。僕はあの優雅な乱行ぶりが彼の魅力の一つでもあると思っているんだよ。さぁ、翔も座って。」
「あ、すみません。」
村上先輩は椅子に座り、必死に記憶を無くそうとしている俺に隣の椅子をひいてくれた。この場所からすぐ出て行きたいが、断る勇気もないため隣に座る
そしてさらっと金髪美少年の性事情を聞き、その情報はいらなかったと思う
この男子校はやっぱり腐っている
「1年生の棗君と神山君はどっちも人気っすけどタイプが分かれるっすよね。」
「そうだな。棗君はネコ勢に人気で、神山君は浮いた話もないから、ネコにもタチにも人気だからな。きっといろいろ妄想できるからだろう。」
よく分からない用語が並んでいるが、この単語の意味は聞かない方が身のためだと、なんとなく感じる
「しょーちゃんはネコっていうか完璧な受けっすよね!」
「ああ、平凡受けだな。」
受け?確かに自分から話しかけたりするのは苦手だし、受け流すこともある
「確かに受け身かもしれないです。」
「じゃあ棗君に相手してもらった方がいいよー。」
小太先輩に笑顔で言われたけど、こんな美男子が俺と友達になって、隣を歩くなんて想像もつかない。というかこんな目立つ人と関わりたくない。もう玲だけでお腹いっぱいだ
「俺はいいです。」
「あっそうだ、月に1回集まる時なんだが、誰でもいいから需要のありそうな写真撮ってきてくれ、ノルマ10枚以上で頼む。まぁ美しい被写体がいれば10枚なんて容易いものだよ。学年も問わない。一応今は棗君と神山君が需要ある。」
人を見てかっこいいと思うことはあるが、だいたいは玲で見慣れているから目は超えていると思う。なんなら玲を盗撮する?
・・・いや幼馴染を盗撮なんて無理だ。
俺が見てかっいい人を撮ればいいんだよな。
けど別に俺はゲイでも、ホモでも、バイでもないから男に興味ない。せっかくなら巨乳の女の子が撮りたい
「ちなみにノルマは達成しないと、ペナルティあるからな。」
村上先輩が当然かのごとくペナルティと言ってくる。
なんか芸能人をパパラッチする仕事の域じゃん!どんなペナルティだよ、怖すぎるんだけど。一応聞いておこう
「どんなペナルティですか?」
「女子高生のコスプレして写真撮影会を開く。前の3年の先輩が決めたんだが、未だ嘗て実行に至ったことはない。」
それは誰が一体得するんだ
「まぁ10枚撮ればいいから大丈夫っすよ!」
「・・・・・・はぁ。」
先が思いやられる。もう俺はこの部活に入部すると勝手に決定されているし。意味のわからないペナルティがあるし
俺この学校入ってから不運なことばっかりだよ・・・。
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