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放課後俺はまた部室までやってきた
どうやって断ろうか。写真が好きじゃない、男に興味ない、盗撮できない、うん。全部当てはまる。けどそう言うとやってみないと分からないや、大丈夫最初は誰でもそうだ、なんてありきたりの言葉で丸め込まれそうだ。やっぱり他の部活に入ることになったと言おう
よし、中に入るぞ
「失礼します。」
「おお、早速今日から来てくれたんだな。」
「よー!しょーちゃん!」
中に入ると、村上先輩も小太先輩もいた。机に座っていてノートパソコンだけ机に置いてあった
写真部なのに写真もカメラもない
こっちに視線が飛んできて決意する。よし、言うぞ。すぐ言って帰るぞ
「お2人に言わなければいけない事がありまして。」
「なんだ?」
「他の部活に入ることになって、写真部には入部できなくなりました。すみません!」
頭を下げて言い切った
けど2人が、はいそうですか。と受け入れてくれるんだろうか。また話を聞かないんじゃないか
「そうか。それは仕方ないな。」
「え?」
「しょーちゃんが決めた事なら仕方ないっすね。」
嘘だろ、会話が普通に成立してる
「・・本当にいいんですか?」
「良いも悪いもそれは翔が決めることだろう。引き止めて欲しかったのか?」
「そうじゃないんですけど、俺がいないと廃部に・・。」
「それは部長の僕がどうにかする。僕達の問題だからな。気を遣わせていたなら申し訳ないことをした。」
「いえ、それは全然。」
こんな簡単に話が進むとは思ってなかった。言ってみたら呆気ないものなんだな。
「他の部活に入ってもたまには遊びに来いよー。」
この2人ただの変人だと思っていたが、ちょっと良い人に感じる
「ありがとうございます。じゃあ俺はこれで失礼します。」
「じゃあまたな。」
「おつかれっすー!」
2人に挨拶し部室の外にでた
悩んでたのが嘘のように話しがスムーズに進んだ。拍子抜けも良いところだ。けどこれで犯罪者にならなくて済む。問題はなんの部活に今から入るかだ。あと2日しかないけど、もっとまともな部活があるはずだ。今日は帰ってまた明日探してみてよう
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