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なんでこんな事になったんだろう
「本当にひかりんは実在してたのか?!」
「麗しい!麗しすぎるぞ!」
「目から汁がでてきた!」
何故か俺はふりふりしたピンクの短いワンピースを着て、右手にハートのついたステッキを持っていた
前には明らかに興奮した様子でこっちを見ている3人組
「まるお氏のクラスにひかりんがいると、最初は疑っていたが本当だったのだなぁ!神々しい!」
「いや僕も最初は目を疑ったよ!」
「こんな近くでひかりんを見れる時が来るなんて、思いもしなかった!」
30分前、俺は約束通り放課後美術室に行った
美術部である3人は俺を歓迎してくれて嬉しかったが、頼み事の内容を聞いた瞬間天国から地獄に落ちた気分だった
その頼み事の内容が、マジカル魔法少女ひかりんというアニメのコスチュームを着て、漫画のモデルになって欲しいとのことだった
もちろん断ったのたが、あまりにも3人が悲しい顔をしてきたため、少しだけならと了承してしまった
俺はお願いにとても弱いらしい、断ることが出来なかった。ヘタレ中のヘタレだ
3人は同人誌という物を書いているらしく、ポーズのモデルに俺を使いたいとのことで、カメラを構えてポーズの指定をしてくるのだけど
「田中君、この画像のポーズなんて出来る?」
恥ずかしいし、なんだろう、男として情けない。男としてのなにかが減っている気がする
まるお君がタブレットに映し出されていた、ひかりんの決めポーズらしい画像を見せてくる
まぁステッキを前に出すだけだから大丈夫か
「こんな感じ?」
「おお!ひかりんだよ!本物だよ!」
「あ、ありがとう」
正直全く褒められてもうれしくない。けど褒められたのでとりあえずお礼を言っておく
「次はこれを!」
顔が四角い男が、腰に手を当ててお尻を突き出すポーズを指定してきた
俺がやったら絶対に気持ちが悪いポーズだ
「えー、それはちょっと・・・」
「田中さんお願いします!」
必死に顔に手を合わせお願いしてくる。そんな俺なんかに必死にお願いしてくるなんて・・くそう!しかたない!
「・・・こんな感じでいいでしょうか。」
見よう見まねで同じポーズをしてみる。このポーズ今後一生やらないだろうな
「うおーーー!!!素晴らしい!神!」
なんとか四角い顔の人は、満足したらしい
画像があれば、それをモデルに書けばいいと言ったのだが、いろんな角度から書きたいみたいで、いろんな角度から写真を撮っている
その後も複数ポーズをお願いされそれに応えていった
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