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36入部
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今日玲と奇跡的に会ってない。会ったらどんな顔すればいいんだろう。昨日は多分目覚めたら家にいたからきっと玲が家まで送ってくれたと思う。優しいのか優しくないのか分からないやつ
*
HRも終わって放課後になった。今日は金曜日で5月の最終日だから部活を決めなければいけない。入る部活は決めてある。今日一日かけて悩んで決めた
山ちゃんに入部届けを出しに職員室に行った
「おお、この部にしたのか。まぁいいんじゃないか。」
「まだよく分からないけど楽しそうな気がして決めた。」
「これでクラスみんな部活が決まって安心したよ。」
よし、じゃあ入部届けを出しに行くか
そのまま別館の部室に行き、一度断った手前入りにくさはあるが部室の扉を開けた
「失礼します。」
「え?!しょーちゃん?!」
部室には小太先輩と村上先輩が椅子に座っており、驚いた顔でこちらを見てきた
「どうしたんだ、遊びにきたのか?」
村上先輩も不思議そうな目で見てきた
「いえ、やっぱり俺写真部に入部したいです。今更なんですけど大丈夫ですか?」
「勿論、大歓迎だよ。」
「やったー!これで部は継続できるっすね!!ありがとうしょーちゃーん!!」
「うわっ!」
小太先輩がいきなり抱きついてきて、バランスを崩しそうになる
「しかし他の部活に入部すると言っていなかったか?何故急に?」
「他の部活も見学に行ったんですけど、俺には合わなくてやっぱり週一くらいの活動をする写真部が向いてるかなぁって。あと写真も折角やるなら極めたいです!」
「しょーちゃん偉いっすね!さすが俺の後輩!」
「そうか、翔も美男子の良さに少しは気づいたようだな。カメラの知識も僕が教えよう。」
「いえ、美男子目的ではな」
「色々な角度から撮影しても美しく、少年から成人していく様はもう!神なのだ!」
「いえ、だから美男子目的ではな」
「しょーちゃんの推しメンも探さなくちゃっすね!」
「そうだな、神山君、棗君、他にも勿論美男子は沢山いるからな。」
「推しメンが決まるともっと楽しくなるっすよー。」
「いえ、あのちょっと待ってく」
「翔は可愛い系か、かっこいい系か、それともB専か?」
「しょーちゃんは枯れ専かもっすよー?」
「成る程、ならば科学の松本先生か。」
「いやいやもう時期定年じゃないっすか!枯れすぎでしょ。」
「人の好みは千差万別というだろう。」
「あ!そうっすね!」
こいつら全く人の話を聞かない・・・
本当にこの部活に入って正解だったんだろうか・・
「一緒に頑張ろうな!」
「売り上げは俺が負けないっすけどね!」
ああ、もう辞めたい
「はい、頑張ります・・・。」
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