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「本当に写真部に入ったんだな・・・。」
「うん。入ったからには頑張るよ。」
次の日教室で亮介は、心配そうに入部した件について聞いてきた
「盗撮って誰をするつもりだよ。」
「いやーそれが全く決まってなくてさ・・・うーん松本先生?」
「本当翔太は馬鹿なの?!何なの?!好きなの?!」
今にも血管が切れそうな表情で聞いてくるから、自分が部活の先輩達に慣れてきて、変な事を言っている事に麻痺しているんだと感じる
「いや、先生として好きなだけだよ。」
「驚かせるなよ!もう翔太は何を言いだすか分かんないからさ。」
「なにそれ、どういう意味だよ。確かに松本先生を写真で撮ってもなぁ。どうせなら俺がかっこいいと思う人を撮りたいか。」
「かっこいいって思う人いるの?!」
「うーんまぁいるっちゃいるかなぁ。写真しか見たことないけど。」
「え!誰!?」
「えーと、苗字は知らないけど棗君って人?」
「・・・棗ってもしかして瀬乃棗?」
「分からないけど、多分その人かな。」
「嘘だろ!絶対ダメ!絶対許さない!あいつに絶対近づくな!見るのも絶対ダメ!」
大声で絶対を連呼する亮介の圧がすごい・・・
数人が何事だと、こちらに視線を向けてくる
「なんでそんなにダメダメ言うの?」
「それは・・・。」
何か俺に言ったらまずいことでもあるのか?もしかして亮介も棗君が好きとか?亮介レベルなら付き合ってるとか?
「とにかくダメ!だってあいつ良い噂聞かないじゃん。俺は心配なんだよ。」
さっきまで不機嫌な顔だったのが、次は困った顔になった
「うーん、ただ写真を撮るだけだから関わることないと思うけどなぁ。」
「もしかしたらその繋がりで関わるかもしれないだろ!」
「俺なんかを相手にしないってー。」
「あいつは誰でもいいんだよ!人間みんな性欲処理だと思ってるようなやつなんだからさ!」
「それは噂だけかもしれないよ?だって凄い綺麗な顔と雰囲気あるじゃん。亮介も噂だけで人を決めつけたらダメだと思うな?」
「いやだから俺はあいつの!・・・・。」
途中で言いかけて亮介は考えたような顔をになった
「あいつの何?」
「いや、何でもない。とにかくダメだからね?」
「・・分かった。」
亮介がこんだけ言うんだ。きっと何かあるんだろう。
けど俺がかっこいいって思うのは他にいない。・・・わけでもなくてやっぱり頭に浮かぶのは玲の顔だった
やっぱり容姿は100点だと思う
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