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校門に行くと亮介の姿はないため、きっと間に合ったんだと思う。練習が少し伸びたのだろう。5分ほど待ったところで亮介らしい人物が、手を振り走りながらこっちに近づいて来た
「ごめん!遅くなった!」
そんなに急がなくても大丈夫だけど、部活が終わった後なのに元気な亮太は尊敬する
「全然待ってないから大丈夫だよ。少し練習伸びたの?」
途中まで方向が一緒のためゆっくり帰宅方向に歩き始める
「練習は予定通り終わったんだけど、練習を見に来てた人達が待ってたから更衣室から抜け出すのが大変だったんだよ。」
「なんかもうアイドルのファンみたいだね。」
「ありがたいんだけど、今日は早く帰りたかったから。」
「いや、俺なんかとはいつでも帰れるだろ。一緒に帰ろうなんて誘ってくるってことは何かあんの?」
「別にないんだけど、誰かに興味持って関わろうとする翔太って見たことなかったから・・・なんだろうな・・・」
前を向きながら歩いているため表情がよく見ないでいるが、考えているようだ。まぁ確かに亮介と一緒だったらクラスの人と話はしたりするけど、亮介以外と話すことすら俺にしたら珍しいことだしな
「あっ・・嫉妬だ!」
こっちを目を見開き閃いたように言ってきた
「なんで嫉妬?」
まさかの答えで驚く。なんだその恋人しか使わない単語は
「俺より仲良くなったらどうしようとか、離れていったらどうしようとか考えて・・俺って女々しいな。」
隣の亮介を見ると目線は地面を向いていて、人気者の亮介がなんで俺なんかにそんな感情を、持っているのか謎でしかない
「そんなこと絶対ないから、亮介は高校に入って初めてできた友達だよ?!その逆はあっても俺からは絶対ない!」
「その逆もないから。何考えてんだろ俺、けど心配なんだ。」
どうやったら信じてくれるんだろう。俺ってそんなに義理堅くない軽率なやつって思われてる?
「まぁ亮君より君は俺の方がいいんでしょ?」
「ぅわ!!!」
突然耳元から亮介ではない聞いたことない声が聞こえて、驚いて後ろを勢いよく振り向く
「ねぇ、覗き魔君。」
白く陶器のような肌と、金髪なのにダメージを知らない艶やかな髪、顔のパーツも計算されたような配置で、モデルのようなスタイル。一瞬息をするのも忘れるほどの美貌の持ち主
目は笑ってないが口元だけがにやりと笑っている。そんな表情でさえ目が離せなかった。何度見ても美しさに見惚れてしまう
「・・・てめぇ棗、何の用だよ?」
気付いた時には亮介も後ろを向いていた。眉間にしわをよせて睨みつけている。この口調は知り合い・・なんだろうな。だから今日近づくなって言ったのか?
「何の用って覗き魔君が許可もなく覗いて来たのに、俺に挨拶もないから、こっちから挨拶に来んだよ。」
「覗きってなんの?」
うわーー!!やめて!絶対さっきのやつだよ!
「俺がフェラさせてたところ。」
きっとさっきの行為がフェラってやつなんだろう。最悪だ!
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