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「別にいいでしょ、それくらいさー。」
ニコッと白い歯を見せて笑っているが、彼にとってはそれくらいの行為にすぎないんだと正直かなりドン引きだ
「だからお前と親戚って思われたくないんだよ!翔太に近くな!視界に入れるな!」
「ひっどーい、だって亮君が覗き魔君の事今すぐにも犯したいって感じで見てるから、気になるだろー?」
亮介が俺をって!そんなことあるわけない、とんでもない勘違いだ!
「いつ俺がそんな目で見るんだよ!」
「いつってたまに2人でいるところを見るけど、いっつもだよねー。そんなに好きなんだ。」
「いつもって嘘つくな!」
また言い争いが始まった・・・。亮介また顔が真っ赤だし、そんなに怒らなくても・・。言われてかなり頭にきてんのか?まぁ俺なんかを性的対象だって言われるのは確かにきついものがあると思う
「まぁまぁそんなにムキになんなってー。とりあえず覗き魔君を貸してよって話ですよ。」
「誰が貸すか!」
「けど自分が出来ることなら何でもするって言ってるよ?」
いやそれは許容範囲を軽く超えてるだろ。感覚が違いすぎてついていけない。これは亮介が近づくなって言ってた意味が分かるな
「申し訳ないけど、それは無理なお願いかも。」
何でと言わんばかりに不思議そうな顔を向けてくる棗君だが、逆に俺の方がそんなお願いを会ったばかりの凡人に言ってくる方が不思議だ。特に容姿も権力もない俺にだよ?
「あっもしかしてもう処女じゃないとか?」
「えっ・・ぇえっ!・・違う!!!」
なんて質問をしてくるんだ!というか男に処女っておかしいだろ!
「お前の常識に翔太を巻き込むな!みんながお前みたいに人間なら誰でも良いわけじゃないからな!」
「やだなー俺だって容姿が整ってる人を選ぶしー、あと清潔な人ねー。覗き魔君は俺的にギリギリ許容範囲!処女なら俺にもチャンスあるよね!」
「あるわけないだろ!」
「亮君みたいにちまちまやってちゃ無理でしょ。」
「お前な!誰が」
「あー!もうやめて!とりあえずそのお願いは無理だから他のにしてもらえる?」
言い争ってばかりで話が進まないので、話を無理矢理区切った。もう解放して欲しい
「えーーしょうがない、じゃあまた考えとく!俺に借りできちゃったねー。」
「もうそれでもいいや。」
面白そうに棗君は笑ってて、本当に何考えてんだか分からない人だ
「じゃあもうお前早く行けよ。」
亮介が右手を振ってしっし!って言って見せている
「もうツンデレだなー、また亮君ん家で夜ご飯食べようかなー。じゃあ覗き魔君またねー。」
「来んな!」
「・・はぁ。」
棗君はそう言うと左の曲がり道に進んで行った。初めて話したけど、容姿とは正反対の性格だった。正直ショックがでかい・・・
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