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「だから言っただろ!あいつはどうしようもない奴なんだよ!」
「なかなか珍しいキャラではあるな・・・。」
「それで済ませる翔太がすごいよ」
「俺にとってはただの同じ学校の人だし、だけど亮介は親戚だから話が変わってくるかもな。」
「幼稚園から一緒だったからな。まぁ小学生までは良いものの、中学からは急にあんなにチャラくなって、いつもあいつの尻拭いをさせられて本当大変だった・・」
「尻拭いって?」
「寝とった先輩の彼氏がキレて、何故が俺にまで火の粉が飛んできて謝ったり、彼女を両手数えられない程作ってその女子達に棗を出せって囲まれたり・・・あぁたくさんありすぎて語りきれない・・」
俺とは全く種類が違うけど、亮介も大変な学校生活を送ってたんだな、棗君ってやっぱり凄まじい
「それは大変だったな、棗君の自由奔放なかんじは生まれつきなんだろう」
「まぁだから神山を避けてた翔太の気持ちは、正直すごい理解できた。俺も隠してた訳じゃないけど、自分からは言わないって決めてたし。学校でもあんまり関わらないようにってな・・・なのにまた面倒くさいことになった・・。あ!棗の言ってたことは気にしなくていいから!」
なんだろう、処女くれってやつ?よく分からないけど本気では言ってない気がする。あのレベルまでいけば挨拶程度のものなんだろう
「大丈夫、全然気にしてないよ。だいたい男なのに処女ってのも変だろ」
「それもなんだけど・・・俺がお前を犯したいとかなんとかさ・・・」
そういやそんなくだりもあったな、全く気にしてなかった。亮介はまた赤面してるけど、俺もそこまで馬鹿じゃないしそんな勘違いはしない
「そんなこと信じる訳ないだろ、気にすんなって」
「そっそうだな!勘違いしてたら気まずいからな!」
「あはは、確かにそれは気まずいな!んじゃあ誤解も解けたところで夜暗くなってきたし帰ろう」
「気づいたら真っ暗だな」
その後はくだらないゲームの話とか、ほとんど内容は覚えてないけど、そんな話をしながら帰った。亮介は電車通学なんだけど、断ったが何故か頑なに俺の家の近くまで送ってくれていつも通り屈託の無い笑顔を見せながら帰って行った。
そんなに俺って貧弱そうに見えんのか?・・・まぁ見えるか
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