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学校も終わり、俺は亮介の家に来ていた。玄関先まで来たところで緊張で心拍が上がる
「うぅ、緊張する」
「緊張しなくていいから入れよ」
亮介の家は住宅街にある2階建の一軒家であり、両親と妹4人暮らしだそう。今家にいるのは母親だけだと言っていたけど、友達の家に行った時のマナーとかググりたい!事前に調べておかないと不安だ!
まず入ったら挨拶しないとだよな、んで靴はしっかり揃えて入って、手土産を渡して・・・あれ?手土産がないぞ!これは失礼じゃないか?!
「まぁったぁあああ!!!!」
「うわ!!何??!!」
つい亮介が玄関のドアノブに触れた瞬間大きな声で叫んでしまった。だって手土産ないし!!心の準備が!
「ぁっあ!手土産ない!!今日はやっぱりやめとくわ!」
「何を言いだすかと思ったら手土産って・・そんなもん要らないし、ここまで来て帰るって意味わかんないだろ」
「それもそうなんだけど・・・」
「もういいから入って」
「・・はい」
「ただいまー、母さん友達連れて来た」
玄関を開けて亮介が靴を脱ぎながら大きめの声で話しかけている後ろから付いて行く
そうすると部屋の奥から綺麗めのお母さんが登場した。黒髪でセミロング、目が亮介そっくりだ。目が合った瞬間ニコッとされてドキッとする
「あっあの田中翔太と申します!亮介君と仲良くさせていただいてます!すみません!」
なんか日本語おかしい気がするけど緊張で考えられない!
「亮介の母です。来てくれて本当嬉しいわ、亮介と仲良くしてくれてありがとうねっふふ!」
急に吹き出して笑われてるけど、なんかした?!
「あぁ、あのう俺なんかしました?」
「だって申しますって!あとすみませんってどうして謝るのよ、可笑しいわ、ふふっ!」
「母さん、翔太はかなり緊張してるからいじってやるなって」
「あら、ごめんなさいね」
「いえ笑ってもらって大丈夫です!」
「あと、今日棗が母さんのご飯食べに来るって」
「嬉しい!久しぶりねー、じゃあ今日は手の込んだ料理を作らないと!翔太君はご飯何が好き?」
「えーと、えーー・・・焼肉です!」
「それほぼ料理じゃないからな」
亮介のツッコミがはいり、ハッとする。確かにその通りだ
「じゃあ今日はお肉を使った料理を作るわね」
「あっそのありがとうございます!」
「じゃあ俺と翔太は部屋行くから」
「じゃあお母さんは料理の準備でも始めようかしら。翔太君ゆっくりしていってね」
「はい!」
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