アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
53
-
「おおこれが亮介の部屋!」
初めての玲以外の友達の部屋だ!玲の部屋と違って物が多くて生活感ある感じがする。うわぁ小さい時に持ってた戦隊モノのフィギュアだ。あと俺が好きな漫画も置いてある!
「そんな見られると恥ずかしいんだけど」
無意識にきょろきょろしてたみたいで、亮介はローテブルの後ろにあるソファに座りながら俺を見ている
「ごめん!人の部屋って入ることなかったから新鮮で、それに亮介が好きなものとか知れるから楽しくてつい」
「なにそれ、いっつも話してんじゃん」
「そうなんだけどやっぱり知らないこといっぱいあるんだなって、この漫画とか俺も好きで家に置いてあるよ」
そう言いながら王道バトル漫画を指差す。この漫画はアニメにもなってて今一番のお気に入りだったら漫画の好みが合うんじゃないかと嬉しくなる
「それ凄い面白い!翔太は漫画とかゲーム詳しいよな」
「そうだね家に帰ってもやる事ないし」
「寂しいこと言うなよ、じゃあ俺と遊ぼうぜ」
「うん遊びたい!あとえっと俺もソファ座っても良い?」
友達の家に遊びに行くというイベントに緊張して、身の置き場に正直困る
「てきとーに座って、それに漫画も読んでいいし好きにしていいよ」
「ありがとう」
グレーのソファは2人が座れるサイズで、ソファに置いてあるクッションを拾い、膝の上にクッションを抱きしめて座る
これが一番俺の落ち着くポジションで、家でもだいたいこんな感じ
家と違うのはこの部屋全体から亮介の匂いがする事。
「亮介の匂いがする・・いい匂いだし落ち着くー」
「・・えっ?!」
横から驚いた声が聞こえてハッとする。匂いがどうのこうのって気持ち悪いか!
「あっ今の忘れて!気持ち悪いよね!」
「別に気持ち悪くない、ちょっとビックリしただけ!」
亮介も瞬きの回数が異様に早くて慌てている様子だ。今のストーカーみたいな発言撤回したい!
あわあわと冷汗をかいていたら亮介が顔を覗き込むように横から見てきた
「・・・翔太にとって俺が落ち着ける存在って認識でいいの?俺の勘違いとかじゃない?」
「勿論!亮介にはいつも助けてられてばっかりだし一緒にいたら安心するし、楽しいよ」
なんか寒いこと言ってるかな、へへっと笑いがでてくる
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
53 / 134