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「よいしょっとー」
何事もなかったように棗君は俺の横に座る。ああー謎の緊張感!
「ははっ!さっきの亮君の顔面白かったなー!」
俺の中では何も面白いこと一つもないのに、棗君は横で笑ってる。さっきのって怒ってる顔ってことだよな?
「俺タイミング良くない?」
「あのーあんまり良くなかったんじゃないかな?」
何でタイミングが良いと思ったか分からないけど、亮介は怒ってたし良いとは言えないと思う
「えーー、タイミングを見計らって部屋に入ったのに」
ん?って事はわざと亮介が何か言おうとした時に部屋に入ったて事か?
「何でそんなこと・・・」
「だって絶対亮君・・・やっぱりやーめた!」
笑顔だった棗君は一瞬考えたように口をへの字に曲げたと思ったら、また笑顔になった
「え?!何で」
「翔君って鈍すぎるよね、これは亮君大変だよー・・ねぇあのさキスしてもいい?」
「あっな何で?!どういう流れで?!」
普通の会話をするようなテンポで言われるのがビックリなんだけど!
「どんなもんなのかなーって」
「イヤイヤ!無理!!」
拒否してるのに、腕を掴まれて顔が近づいてくる。綺麗な顔を近づいてくるにつれ心臓が悲鳴をあげている
無理無理無理無理ーー!!!
意味が分からないのと、そんな近くで綺麗な顔面が見れなくて防衛本能的に目と口をぎゅっと閉じてしまう
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