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「もーなんだよ!?」
なんだよその言い方、こっちが折角折れてやってるのに
急に腕を引っ張る亮介を睨むと同時に顔が近づいてくる
・・・やばい殴られるか、もしや頭突きか
と思ったらそのまま唇が重なった
チュッと音と共に顔が離れる
何故今唇と唇が重なった??
「・・・は?」
頭の回転が働かずに棒立ちでぼーっとする
「済んだことだからもういいんだろ??」
「・・へ??」
「翔太は済んだことは全部許してくれるんだろ?」
何を言ってるんだ?もしかしてさっきの俺の言葉にもムカついてる?
「翔太が好き・・・なんだよ」
好き・・翔太が・・・って俺??!!
「・・・ぇえええ??!!」
部屋に驚いた俺の上ずった声が響き渡る
嘘だろ?!なんで俺なんかを?!ぇえ!?意味が分からない!
「ごめん・・こんなタイミングで言うべきじゃなかったけど、もうどうしようもなくなって」
「・・ぁっ・・あの俺・・」
どうしよう、どうしよう、何て言えば良いんだ・・分からない!!
・・・無理!!!
俺はどうしようもなくなって、とりあえず逃げるという選択を選んだ。何も考えず急いで鞄を取って部屋から出て行く。その途中亮介は止めずにそのままバタンを扉が閉まる
玄関に行くと亮介のお母さんがリビングから顔を覗かせて、どうしたんだと言わんばかりの表情を向けてくる
「翔太君どうしたの?ご飯は?」
「すみません!・・俺・・・お腹痛くなって!・・帰ります!お邪魔しました!!」
そう言い、逃げるように家から出て行った
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