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「やっぱり俺翔太がいないとダメなんだ」
抱きしめれた?いやハグされたまま玲が言う。俺なんかいて何の役に立つっていうのか全く分からないけど、嬉しい気持ちもある
「ありがとう。俺も玲がいないとダメかも・・」
「ははっ嬉しい」
玲の匂いが最初は恐怖でしかなかったけど、ちょっとずつ安心してくる。もう周りなんて関係なく俺は玲が好きだ。いつも寂しい時に来てくれて、優しくしてくれる
「それより・・もう恥ずかしいから離して・・」
「あっごめん」
そう言い玲は手を離す。高校生で2人で抱き合っているのを見られたら、流石に勘違いする人がいそうだから怖い、ここに人はいないけど、もしいたら大変な事になる
まぁ時間が時間だから今更ここには来ないか?
そういえば次の授業化学室だ!早めに教室に帰らないと
「ごめん移動教室だから俺先に行くね?」
「分かった、遅刻しないようにね」
にこっと玲が微笑んできて、庭園が凄く似合うイケメンだなーっと呑気に思う。やばい、それより行こう
「じゃあっ!」
そう言って俺が小走りで教室に戻っていく後ろで
「本当にちょろすぎんだろ、弱ってる時に優しくされたらすぐ靡く・・やっぱり可愛いな・・・」
玲が笑ってたなんて聞こえなかった
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