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教室に行くと誰もいなかったが、教科書を持って走っていくとなんとかチャイムまでに化学室に間に合った
俺の席は一番後ろのテーブルで、よいしょっと椅子に座る。走ったから疲れた・・
「なー翔太、亮介と喧嘩中?」
後ろの席に座っていた、吉澤が後ろから身を乗り出して聞いてきた
あれって喧嘩してる事になるのかな?
「まぁそんなところ」
結局この答えは出そうにないので、適当に返事しといた
「やっぱりそうだよな!だって亮介いっつも翔太にべったりなのに今日はベタベタしてないし」
ベタベタっていつもそんな風に思われてんの?
「今日ずっと亮介ぼおっとしてて、さっきなんて教室の扉開かないで入ろうとして扉に激突してたんだよ」
吉澤は子供のようにケラケラと笑う。あの亮介がそんな典型的な青の猫型ロボットと一緒に住んでいる子供のようなミスをするなんて・・!
亮介の方を見ると、ぼおっと教科書を見ているが、その教科書は反対でどうやって文字を読んでいるのか謎だ
ガラガラと教室の扉が開いて、化学の先生が入ってくる
吉澤も後ろに下がって、俺も教科書とノートを広げる
亮介がライクかラブか分からないけど俺に気持ちを伝えてくれた。それに対して俺は逃げるような態度を取るのはやっぱりいけない事だよな・・・ちゃんと話し合わないといけない
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