アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
67
-
HRが終わってすぐ横を向いて、隣の席の亮介に声をかける
「亮介、ちょっといいかな?」
「え?・・・うん」
最初は不意を突かれたような表情をしたが、まっすぐこっちを見てきた
「部活があると思うから、その後でもいいんだけど」
「いや待たせるの悪いしいいよ」
教室で話す内容でもなかったので、屋上に移動する事にした。屋上は授業終わってすぐだったため誰もいなかった
俺は亮介に向かい合う
今思っていることを素直に言おう
「あの俺の事好きって言ってくれた事なんだけど、あの時はびっくりして逃げてしまってごめん。その後に考えたけどやっぱりああやって言われて嬉しかった」
「・・・うん」
「俺も亮介のこと大好きだよ!・・・けどその・・キスをするような好きではないと思う・・・だから亮介がもし俺の事をそういう風に思っているなら、その気持ちには答えられない」
真剣に聞いてくれている亮介に対して、真剣に今思っている気持ちをぶつけた
「・・・俺は翔太のこと好き、翔太風に言うならキスしたい方のやつ・・。翔太は俺のことそういう風に見れないかもしれないけど、俺は諦めないから、というか諦められない。・・時間をくれないかな?俺の事好きになって欲しい」
亮介の事を今後好きになるかも、好きにならないかも分からない。こんなに真っ直ぐ気持ちを伝えてくれる相手に対して俺ができることは、真剣に気持ちを受け入れることだと思った
「・・・うん、わかった・・俺も一緒にいたい」
「ありがとう」
夕日に染まりながら笑った亮介の顔は、綺麗すぎて眩い。本当俺なんには勿体ない
「明日からまた教室で話しかけていい?」
「当たり前だろ!」
「今日ずっと怖かった、もう翔太と話をすることも出来なくなるんじゃないかって」
「そんことあるわけない!俺は亮介と一緒にいるのすごい楽しいよ?!」
「なんか俺必死だな」
「いやいやなんか俺の方が必死だよ!」
そう言うと俺の顔を見て亮介は笑いだしたので、俺もおかしくなって2人で笑いあった
良かった亮介とまた仲良く出来て・・亮介のきもちに応えられるのか分からないけど、俺も亮介と一緒にいたいって気持ちは同じだと思う
その後亮介は部活があるため急いで部室へ行った
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
67 / 134