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次の日学校に行くと普段通りの亮介で
「翔太早くご飯食べよう!!俺お腹減ったー」
もう昼休みになった。
亮介は横で机にパンを5こくらい並べている
「うん俺も」
そんな食べるのかよと思いながら弁当を鞄から取り出す
「亮介食べすぎだろ!」
「何でそんなに食べるのにこんなに痩せてんだよ!」
わらわらとクラスの人が亮介に集まってくる。流石亮介人気者だなぁと思っていると
「亮介と仲直り出来たみたいで良かったね、翔太飯食おう」
吉澤が俺の机に弁当を置いて、椅子を近づけてきた
「うん仲直り出来た、食べる!」
俺は一緒にご飯を食べれる友達がいるという事と、仲直りできたことが嬉しくてついつい笑顔になる
「・・・前から思ってたけど、お前って本当女みたいな顔してるよなー。特に笑うと女感が増す」
「なんだよ、それ前から女の子に間違えられてコンプレックスなんだからつっこむな」
「いいじゃん、可愛いってことだよ」
「可愛いって・・・!!」
そんな事言われたら恥ずかしくて顔が真っ赤になる。こうやってすぐ顔が真っ赤になるのもコンプレックスの1つだったりする
「あんまり翔太を揶揄うな、顔がりんごになってる」
亮介がクラスメイトに囲まれながら、また俺を揶揄ってくる
「でたー亮介は翔太に過保護すぎんだよ、ママか!」
吉澤がそう言うと周りはケラケラ笑いながら、亮介をいじる。亮介は愛されてるなーと思いながら弁当の卵焼きをパクッと頬張る
あぁ今日も母さんの卵焼きは甘くて美味しい。思わず表情が緩む
仕事で忙しい母さんだけど、たまに弁当を作ってくれる。その卵焼きが美味しくて入っていたら絶対一番に食べるのは俺の密かなルール
「いやけど翔太は笑うと女みたいなのは分かる!」
クラスメイトが急に俺をいじりだした。・・まさか俺に標的が回ってくるなんて
「小動物みたいにいつも甘いもの食べてるの見ると、まさに女だよ!」
「分かるー」
なんか盛り上がっているようだけど、そのいじりはやめて欲しい。俺だって好きでこんな色白じゃないし、細身でもない
「つーか俺お腹減ったんだけど、お前ら食べないの?」
亮介が話を変えてくれた。・・・やっぱり優しいな
「いやぁ愛の力だよ」
「何が愛だよ」
吉澤が関心するように言ったが、とりあえず否定しておく
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