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76月1のお披露目会
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「では月に一回の写真お披露目会を始めるぞ。みんな机に写真を出してくれ。」
ついにこの日がやってきた。部室には村上先輩と、小太先輩、そして俺が四角形に四つ並べた机に座っている。
「今回もばっちり撮ってきたすよー!」
小太先輩は机に鞄をばさっと乱雑に置き、中から写真を取り出した。袋に入れずそのまま鞄に入れていたようで、散らばっているが多分50枚くらいありそうだ
「おお、今回もしっかり撮ってきてくれてるな。」
「ばっちり棗君っすけどねー。やっぱり一番需要高いし、後はそこらへんの適当なイケメンぽい人を撮ってきたっす!」
その写真たちに目を向けると、ほとんど棗君の写真であったが、適当なイケメンという人達もいる。適当って言っても
「いや普通に顔が整ってるな・・・」
「おっしょーちゃんわかるーー??」
「・・・あっ!」
しまった!普通に心の声がでていた!
いやだって俺あんだけ必死になって探してけど、こんな顔が整ってる人いなかったんだよ!それが何故こんなにいっぱいいるんだ!
「まぁーここの学校人数多いからイケメンは無駄にいるんだよなー。超絶美形ツートップに隠れてるけど」
小太先輩は一枚写真を掴んでそう言うが、やっぱり全然納得できなかった。
「うん、今回もいい写真だな。僕も売り上げ増加を狙って前回より多めに撮影してきた」
村上先輩は茶色い袋から写真を取り出し、綺麗に並べて見せる。一番上の写真は玲が写っていた。やっぱりあれだな、イケメンだ
「おおー神山君はやっぱりかっこいいっすねー。」
「そうだな、後は野球部のキャプテンも最近人気みたいだったため、結構撮影してきた。これが全部売れたらかなりの額になるだろう。前回より売り上げが上がったら我が部に新しいPCを買ってやると顧問から、言われたからな。」
もう部活の範囲外のことやってると思う・・・
村上先輩をジト目で見つめながら、やっぱりこの部はやばいと写真をぼんやり見ながら感じる
「そして問題は翔太だ。写真は撮れたのか?」
「撮ってきました!!結構いい写真ですよ!」
俺は鞄を入れた10枚の写真をだして、自慢げに言ってみせた
「どうですか?!いいですよね?!」
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