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「これは・・学校にHPに載せる写真かなにかか?」
「しょーちゃんしかもこの写真ボケてるよ」
俺は昨日担任である山ちゃんに写真を10枚撮らせてもらって、山ちゃんも部活動の一環ならと快く協力してくれた。
村上先輩はピースして笑顔の山ちゃんの写真を不思議そうに見ており、小太先輩はボケボケの写真を笑いながら見ている。
「嘘!!本当だ!その写真ボケてますね!」
10枚撮って満足していたから印刷かけて自分でも見ていなかった
「山田先生は確かに人気が高く、写真は売れるだろうがそのピンボケした写真は売れないな。他の写真はカメラ目線で撮れてて結構レアだと思うし、高値で売れそうだ。公式みたいな写真は、我が写真部ではレアだからな。」
「うんうん!しょーちゃんいい写真っすよ!!」
「ありがとうございます」
2人に褒められて自然に口角が上がってしまう。写真ってうまく撮れて人に褒められると凄い嬉しいんだな!
写真部ってまるで取り柄や趣味のない俺に結構合ってるかもしれない!
「しかし10枚揃ってないからペナルティーだな」
「えっ??!!写真なら10枚ありますよ!」
「売れる写真10枚と説明した筈だが」
頭をフル回転させて見学の時のことを思い出す。そんなはずはないんだ!!そんな・・・
「そっそんな説明受けて!・・・・ました。」
いや受けていたんだ。完璧に10枚だけがインプットされてて忘れていた。どうしよう・・・もう絶対女装なんてしないって誓っていたのに
「しょーちゃんそんな顔しないでさぁ!そんな可愛い顔面してるなら絶対セーラー服似合うっすよ!」
「ああ。その写真が絶対売れるぞ」
「売らないでください!!!」
「セーラー服じゃなくて、ブレザー派だったのか?」
真面目な顔で聞いてくる村上先輩に正直ドン引きだ
「違います!!そんな写真出回ったら俺社会的に終わります!」
「まぁまぁしょーちゃんとりあえず着てみたらシックリくるかもっすよ」
さっき一瞬どこかに行ったと思っていた小太先輩が、帰ってきてセーラー服の目の前に掲げてくる
「ありえない・・・」
「ペナルティーはペナルティーだから、あとは小太郎任せたぞ」
「任せてください!」
そう小太先輩が元気よく言うと、俺の脇の下から手を入れてどこかに連れて行こうと引きずってきた
「やめてください!!これは後輩いじめですよ!!」
「大丈夫〜俺に任せて!」
全力で四肢をばたつかせるが、全くきいてなく体を勝手に誘導される。あーもう今度こそ終わった!!!
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