アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
80
-
「あっ!れーちゃんだ!」
小太先輩が指差しながら、俺の斜め上に視線をもっていっている
れーちゃんって??
斜め上に首を曲げて、俺を転ばそうとした犯人をみる
「なにしてんの?」
上から俺を笑顔で見下ろしてる玲だった
正直やっと帰れるところだったのに、引き止めやがってチキショウと思う気持ちはあるが、前に魔法少女きらりんのコスプレを見られている相手であったためまだ安心した
確実に前回のコスプレの方がえぐかったと思う
いや今回もえぐいんだけどね。一度見られてるから初めて見られるよりいいっていう気持ちがある
「なにしてるって、部活動?・・・てかお前急に引っ張るなよ!危ないだろ!」
「こんなに可愛い格好なのに口は悪いね」
「玲も生徒会の仕事は終わったのか?」
村上先輩も玲って呼ぶし、小太先輩もれーちゃん呼びだし2人ともいつこんなに仲良くなったんだ?!
あまりにも自然に話している3人を見て驚く
「今終わったところです。部室に行こうとしてたら3人を見かけて、翔太があまりにも目立ってたので」
「しょーちゃん可愛いよね!!」
「可愛いくないですから、もう早く部室に帰りましょう」
「可愛いですね。本当女装が大好きなんだなと思いました」
にこやかに先輩達と話す玲が、急に顔近づけてきて耳元で
「素質あるんじゃない?」
と言ってきた
なにコイツ。全然嬉しくないし、これは嫌味だな
「もういい加減離せ!」
玲に右腕を掴まれて、左脇腹に手を置き支えられているのを振りほどく
「カップルみたいで良かったのに」
「あっ写真におさめておく必要があったな」
「こんな残念なカップルいませんよ!写真も撮らなくていいです!」
先輩達の言葉に全力で否定する。玲みたいなイケメンには、ド級の美少女が隣にいるべきだろ
「照れてるの?」
「照れてないから!!もういいから早く帰りたい!」
玲の的外れな発言に対して、絶対からかってると察する。
俺を馬鹿にしてそんなに楽しいのかよ
もう3人を無視だ。もう何を言われても気にしないことにしよう
俺は3人を無視して先頭にたって部室に帰る
後ろからついて来ているであろう3人の話し声がかすかに聞こえるが、何言ってるまでかは聞こえない。どうせ俺を馬鹿にしてるだろうから聞こえないくらいでちょうどいいんだ
「またしょーちゃん怒っちゃったすよ」
「怒っても可愛いから問題ない」
「それ聞いたらまた翔太怒りますよ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
80 / 134