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チュッという音と共に唇が一瞬重なりすぐ離れる
「・・なっなにぃ??!!」
口を押さえて、反射的に女子みたいに驚いてしまった
「・・・アイツのこと好きにならないで。・・・お願い・・・」
悲しそうにクゥゥンと犬の鳴き声が聞こえそうな表情で、こっちを見てくる玲
よしよーし。って頭撫でてやりたくなる!その顔でお願いするなんて反則だろ!
「・・っう・・・」
「俺を1番に好きになってほしい」
「うん!お前がナンバーワンだ!」って言ってやりたくなる・・!!
けど亮介に告白されて今ここで絶対好きにならない、なんて宣言するのは告白してくれた亮介に失礼になるんじゃないだろうか?時間をおいてまた考えるみたいな流れでだったし
「・・・順位なんてつけれないし、亮介も玲も大事だから・・・ごめん」
整いすぎている玲の顔が想像した表情とは裏腹に、にこっと笑った表情になる
「ううん、翔太のそういうとこ好きだから。変なこと言って俺こそごめんね。やっと友達に戻れて前みたいに一緒に帰れてるのに」
「俺だって一緒にいれて嬉しいよ?」
「・・・そういうところね」
「ん?」
ボソッと玲が何か言ったのは分かったけど、声が小さくて聞き取れなかった
「なんでもない、行こう?」
「うん?・・というか友達なのに・・・きっキスはおかしいだろ!」
「あっごめん。あまりにも翔太が可愛すぎたから・・」
また玲は子犬の様な困り顔になる
ぅうう、俺は玲の顔に本当に弱いんだから止めてくれ!
「そんな事も言ってもダメなものはダメだからなっ!」
話に夢中で立ち止まっていたため、全く家に近づいてなかった。早くゲームしたいと思ってたのに
まっ明日休みだからいいけどー
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